オンカジにすべてを奪われたアラサー女の人生奪還婚活日記

オンラインカジノは完全に私の人生を狂わせてしまった。

それと同時に、もしオンラインカジノに出会って狂っていなかったなら、私は自分の人生というのを、いまほど真剣に考えることはなかったかもしれない。

どんなことでも時間が経って振り返れば、きっと自分のためになるはず。そう信じて、オンラインカジノで狂わされた私の数年間をこれから必死になって取り返していくしかないと考えてる。

私は、有料のオンラインカジノで負けまくった挙句、最終的に300万円ほどの借金を抱えることになってしまったんだ。

もし私が無料のオンラインカジノの利用でやめておけば、私は借金を抱えることもなく、また、借金返済のための地獄の日々を送ることもなかったと思うと、ほんとうに悔やまれるね。

だけど、もう起こってしまったことは仕方ない。そして、私は地獄の日々を耐え抜いて300万円の借金をようやっと完済できたのだから、これからの新しい人生のことだけを考えていけばいい。

具体的には、今後の活動は婚活がメイン。借金返済以外のことを何も考えることができない日々のなかで、私もいつの間にかアラサーになっていたから、焦りはある。

もう手遅れかもしれない。ギャンブル依存症の私はもう誰からも相手にされないかもしれない。だけど、地獄から生還したいま、絶対に婚活に成功して、まともな人間に戻って見せるという意気込みだけはホンモノだよ。

このサイトはそんな私の更生を綴っていく婚活女の徒然日記であり、ギャンブル依存症の闘病日記でもある。

学生時代から長く続いたギャンブル中心の生活

学生時代から長く続いたギャンブル中心の生活

オンラインカジノに出会う前から、私の生活はずっとギャンブル中心だった。だから、もしかするとオンラインカジノとは関係なく、いつか借金地獄には陥っていたのかもしれない。

私は300万円の借金を抱えてしまった当時はオンラインカジノにすべての恨みをぶつけていたし、オンラインカジノに責任があると考えていたね。

でも、借金を完済したいまは、そもそもギャンブル依存症だった自分のほうに責任と落ち度があったという風に考え方が変わってきたきらいがある。

私がメインで遊んでいたギャンブルは、競馬とパチンコだった。それと、ギャンブルではないけど、お金を賭けて遊ぶのではない国内でのポーカーにもハマってた。

私がオンラインカジノという沼にハマってしまった原因としては「国内ではポーカーをギャンブルとして遊ぶことができない」ということにフラストレーションを感じていたということは大きかった気がするな。

大学生時代のギャンブル仲間の子とマカオや韓国への弾丸女子旅を計画して実際にリアルカジノに足を運び、本場のカジノでギャンブルとしてのポーカーで遊んでしまったことも、後々のことを考えるとあまりいいことではなかったのかもしれない。

ハッキリ言って、日本国内で遊べるポーカーと、カジノでお金を賭けながら戦うギャンブルとしてのポーカーでは、興奮度がまったく違うんだよね。

一度ギャンブルとしてのポーカーを知ってしまったら、もうギャンブルではないポーカーでは満足できない。

このポーカーに対する欲求不満が、私をまず無料のオンラインカジノに接近させ、やがて無料では飽き足らず課金と借金へと追い込んでいった最初のきっかけだったことは間違いない。

「国内でもポーカーを賭けて遊ぶ方法があるんだなあ」ということを知ることがなければ、私は、オンラインカジノで遊ぶという人生最大の間違いを犯すことはなかっただろうね。

無料のオンラインカジノという地獄の扉をノックした

借金地獄から復活した私の体験から結論として断言できるのは、無料のオンラインカジノというのは「地獄の扉」だということだよ。

オンラインカジノで遊んだ経験がない人からすると「そもそもオンラインカジノに無料なんてコンテンツがあるの?オンラインカジノって基本的に有料なんじゃないの?」という疑問が生じるだろうから、まずはこの「無料のオンラインカジノとはなんなのか?」ということを改めておさらいしておきたい。

「無料のオンラインカジノ」という言葉は、オンラインカジノでの遊びかたの「二つのありかた」を指し示しているんだ。

一つは、文字通りの意味であり、要するに「体験版のオンラインカジノ」のことだ。この体験版の無料オンラインカジノでは、アカウントの登録ナシで、オンラインカジノを無課金で遊ぶことができる。

もう一つのありかたは、「入金不要ボーナスで遊ぶ」という行為を「無料のオンラインカジノで遊ぶ」と解釈する見方。

入金不要ボーナスというのはオンラインカジノにアカウントを登録することでもらうことができる「無料の初回特典ボーナス」で、オンラインカジノのユーザーはこの入金不要ボーナスで支給される軍資金の範囲内であれば、課金せずにオンラインカジノのゲームで遊ぶことができる。

この「二つのありかた」のうち、オンラインカジノという地獄の扉として機能しているのは、後者の「入金不要ボーナスで遊べる無料ンオンラインカジノ」のほうだろうね。

ポーカーで例えるなら、「体験版オンラインカジノ」は国内で遊ぶ合法ポーカー程度のものでしかないけど、「入金不要ボーナスで遊ぶ無料のオンラインカジノ」はギャンブルとしてのポーカーほどの魅力と誘惑がある。ここには雲泥の差があると私は思うな。

多くの場合、体験型のオンラインカジノはスロットでしか遊べないけど、入金不要ボーナスを使えば、オンラインカジノのメインコンテンツのほとんどを無料で遊ぶことができてしまう。

体験版のオンラインカジノのスロットで遊ぶくらいならパチンコでも打ってた方がマシだけど、入金不要ボーナスでポーカーを遊ぶのは日本国内の店舗型合法ポーカーで遊ぶよりはるかに面白い。

この無料で賭けて遊べたポーカーの面白さが、のちに借金へと繋がっていく課金勢へと私を変えていったというわけだ。

オンラインカジノを無料で遊べる時間は秒で終わってしまう

私がオンラインカジノの無料ユーザーで終われず、あっという間に課金勢になってしまった理由としては、「オンラインカジノを無料で遊べる時間が秒で終わってしまった」というところにあったと思う。

入金不要ボーナスを使って無料でオンラインカジノで遊ぶ場合、オンラインカジノ側から提供される無料の軍資金は1000円~5000円のあいだのいずれかに設定されている。

ところで、オンラインカジノに限らず、すべてのギャンブルにおいて「1000円~5000円」という軍資金が、いかに少ないかということは、少しでもギャンブルというものと関わったことがある人間なら誰でも理解できるはず。

しかも、オンラインカジノというのは、様々なギャンブルに手をつけてきた私から見て、「軍資金が溶ける速さ」があらゆるギャンブルのなかでトップクラスであるという特徴を持っている。

少ない軍資金が圧倒的な速さで溶けていくというのが、入金不要ボーナスで遊ぶ場合の「無料のオンラインカジノ」の実態であって、結果的に、これもまた欲求不満をかきたてる原因となるわけね。

私の体験からわかるのは、オンラインカジノは課金をしないとまったく楽しむことはできないってこと。無料で遊ぶオンラインカジノには限界があるから、簡単にギャンブルから足を洗うことができる人だけが無料でやめられるのかもだけどね。

当然ながら、オンラインカジノに対する課金はそもそも違法の遊び方であるし、課金をすれば「軍資金が溶ける速さ」はいよいよ容赦なくプレイヤーに襲い掛かってあっという間に貯金はゼロになってしまう。

少なくとも私の場合はそうだった。そして、最悪なことに私はそこから可能な限りの金策を使って、雪だるま式に借金を増やしていくルートを選んでしまった。

オンラインカジノの「軍資金を溶かす速さ」は、気がつくと「借金を膨らます速さ」へと変貌していた。私はただただ借金を重ねていった。

取り返しがつかない借金苦と心身を犠牲にした借金返済の日々

無料という地獄の扉をあけてすぐ、あれよあれよというままに私の借金は膨れ上がり、300万円に達するまでにそれほどの時間は必要ではなかった。そして、心と身体を削る借金返済生活という生き地獄がはじまったんだよね。

ギャンブルなんかに手を出すくらいだから教養も能力もなく、しかもギャンブル依存症であり、大学卒業後もまともな定職につくことができなかった私には、選択肢などはほとんどない。

300万円もの借金を返すために選ばなければならない仕事は、ぶっちゃけた話、セックスワークしかなかったんだよね。

プライベートに関わる話だし、あまり思い出したくも語りたくもない日々だから詳細は省くけれど、私は自分の女性としての身体と心を犠牲にすることでオンラインカジノで抱えた負債を返すことしかできなかった。

借金返済のために自分の身体を切り売りする暮らしは本当に辛くって、出勤前も労働中も退勤後も、私の脳裏に浮かぶのはオンラインカジノに対する呪詛のみだったな。

「私の人生は完全に終わった」ということばかり毎日考えていた。ギャンブル依存症の風俗嬢。私はもう、まともに生きていくのは無理だろうと観念して、毎日ひたすら心を殺して労働して、かろうじて借金を返していくことしかできなかった。

借金返済のための労働のストレスから、またギャンブルでストレスを発散したときなんかは、われながら本当に情けなくなって泣いた夜もあるよ。

こうして、死んだ心で借金を完済し終わるころ、私には「オンラインカジノによって失われた貴重な数年間への後悔」と「アラサーに接近しつつあるクズ肉」というどうしようもない自分だけが残っちゃった。

借金のない健康的な暮らしから見えてきた新たな目標

借金のない健康的な暮らしから見えてきた新たな目標

借金を返済しおえたいまは、ギャンブルへの課金もせず、セックスワークからも脱却し、派遣社員としてつつましく貧乏暮らしをしている。

貧乏ではあるけど、ギャンブルをしない借金のない暮らしは健康的で、こういった暮らしを一年ほど続けていくうちに私のなかには新しい感覚と目標のようなものが芽生えてきた。

新しい感覚っていうのは「私の人生はまだ終わってはいない!」という感覚だ。

自分の指先すら見えない暗黒の借金苦の日々には、こんな感覚になることはなかったから、この感覚は私のなかに驚きと新鮮な風を吹き込んできた。

そして、この新鮮な感覚をもとにして見えてきた私の今後の目標は「人生をやりなおしたい!」「オンラインカジノに奪われた数年間を取り戻したい!」ということだ。

ようするに、私は30歳手前になってようやく「まともに生きたい」という当たり前の地点に自分を立たせることができたのである。バカみたいだよね。

いまはまだマイナスからゼロに自分を引き上げた段階だし、手遅れの感覚も強いけど、私はなんとかして自分の人生を更生させたいと考えてる。

アラサー、ギャンブル依存症、セックスワーク経験者。こんな逆境はすべて跳ね返して、私は絶対に結婚してやるぞと、そう意気込んでいるわけで、いまの私は過去最高にポジティブな状態にあるともいえる。

あのとき、無料のオンラインカジノで遊んでいなければ借金苦に陥ることはなかった。だけど、人として最低レベルの現在の健康的な暮らしのなかでポジティブな未来を思い描けていることを考えると、オンラインカジノによって苦しめられた日々ももしかすると無駄ではなかったのかもしれない。

私は、私のためにそう信じたいと思って、この婚活ブログを始めることにした。こんなダメダメな私のことを、いつかだれかがもらってくれたらいいな!